新型コロナの影響で、2021年に援助を必要とする可能性がある人は2億3500万人
UN: Record 235 mil. people will need aid in 2021

新型コロナのパンデミックにより支援が必要な人が増加します
国連の発表によると、新型コロナウイルスのパンデミックにより、来年は世界中で2億3500万人もの人たちが、人道援助を必要とし、今年と比較して40パーセント増加すると予測しています。
国連人道問題調整事務所(OCHA)は火曜日に、食糧供給と予防接種を含む人道支援に関する報告書をまとめました。
報告書によると、新型コロナウイルスの世界的な蔓延により、現在より多くの人々が職を失い、適切に食事をすることができなくなると言います。
内戦が続くイエメンとシリアを含む56の国と地域では、立場的に弱い、1億6000万人が合計で350億ドルの援助を必要とするだろうと付け加えました。
国連の人道支援責任者であるマーク・ロウコック氏は、NHKへのインタビューで、日本と世界のコミュニティに資金援助を求めました。
マーク氏は、日本のような裕福な国々は、ワクチンの進歩により来年は大幅な景気回復が見込めると信じていると述べました。
しかし一方で、「貧しい国は、(ワクチン費用を含めたお金が十分になく)経済を再開するための資源を持っていないので、景気回復が見込めるかどうかは分かりません」と話しました。
加えて、「慢性的に(貧しくて)人道的危機を抱えている30ー40か国と、世界の他の(裕福な)国々との間で、格差が拡大するリスクがある」とも話しました。
終わりに
新型コロナのワクチン接種がいよいよ一部の国で始まります。しかし、この記事では慢性的に貧しく、新型コロナが流行っていてもワクチン費用などが出せずに、景気回復が遅れる・ほかの先進国との格差が広がることを懸念しています。
来年は、そもそもの経済地盤や、どの産業が強いかも含めて、新型コロナからの立ち直りが早い国とそうでない国での勝ち負けがはっきりする1年になるかもしれませんね。
それでは、本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。