フランスで、ショップの再開が許される
France allows shops to reopen

フランスでは、生活必需品以外のショップも開店を許される
フランスでは、新型コロナウイルスのパンデミックを避けるための、1か月にわたるロックダウンが部分的に再開し、その後、生活必需品でない商品を販売する店舗が営業を再開しました。
フランス政府は、現在段階的に色々な規制を緩和し始めています。 新型コロナウィルスの感染者数は11月初旬に60,000人/日を超えたものの、この1週間で国の新しいコロナウイルス症例数は20,000人/日を下回りました。
パリのおもちゃ屋さんが土曜日の朝にリニューアルオープンし、クリスマスプレゼントやデコレーションを買いに、お客さんが来店しました。この1か月間、店は電話で注文を受け、店の前でお客さんに購入品を手渡しするようにしていました。店主は、売上高が前年同月比で30%減少したと述べ、今回の規制緩和で、売り上げ不振を補うことができると期待しています。
フランスの小売業者は通常、11月と12月に年間売上高の3分の1を上げます。フランスの商工会議所が言うには、11、12月の2か月は非常に重要であり、小売業者が通常の業務を再開できるようにすることを政府に強く求めていたと述べています。
フランス政府はまた、主要なオンライン小売業者との会談を行った後、ブラックフライデーの販売を1週間遅らせました。この動きは、ブラックフライデーの期間で、店舗営業の小売業者の営業が制限されている中でブラックフライデーが行われれば、それはオンライン販売企業だけの利益につながってしまうという批判に対しての対応だとされています。
フランス政府は、新たな感染の1日あたりの数が約5,000に減少した場合、12月15日にロックダウンを夜間外出禁止令に置き換えることを計画しています。ただし、フランス政府はクリスマスイブと大晦日は夜でも外出できるようにするといいます。
おわりに
クリスマス・年末商戦が始まりますね。
フランスでは、制限の効果が出たのか、新型コロナの感染が少し収まってきたようです。
新規感染者数の数に応じて、制限のレベルを落としていっているように見えます。そして、政府が小売店の状況を把握し、どの月が重要で、ブラックフライデーイベントが「不公平に」ならないように配慮しています。
個人的な感想ですが、このあたりの行動で日本は負けていると感じます。ここまで落とし込んで対策を打っていると、国民は安心でしょう。
我慢すべきところを我慢するように要求し、解禁されるタイミングをきちんとコントロールしてくれるフランスを若干、羨ましく感じます。
それでは、本日も最後まで読んで下さり、ありがとうございました。