新型コロナの影響による食品輸出制限との戦い
Fighting food export restrictions amid the coronavirus pandemic
https://www3.nhk.or.jp/nhkworld/en/news/backstories/1054/
新型コロナの影響で制限を受けている食品輸出についてのニュースを紹介します。先週、G20の農業大臣たちは、コロナウィルスのパンデミックによる食料輸出の保護について議論したようです。現在これらの国々は、自国内で食料がショートしないように輸出制限しているということです。
会議終了後には、声明が出されました。「過度に食料の値段が変動するような、不当な輸出制限的な措置から保護する」(不当に輸出制限し、本当に大多数の人々や貧しい人々が困るようなことは駄目ですよ)
ロシア・カザフスタン・ウクライナは「小麦」を輸出制限しており、ベトナムとカンボジアは「米」を輸出制限しているとのことです。
日本は、「アメリカ・カナダ・オーストラリア」からの食糧輸入に依存しているため、とりあえずは安全と言えます。にもかかわらず、江藤大臣は会議の場で、国際的な食糧安全保障のために不当な輸出制限は回避されるべきと強調したそうです。こういうところは素晴らしいと思います。何も言わなくても問題ないように思いますが、それでも国際協力のためにしっかり発言してくれる人が上にいるのは、安心できます。
輸出制限にさらされているものは食料品だけではなく、アメリカやEUはマスクや個人用保護具、人工呼吸器などの医療品も輸出制限しています。
WTO(世界貿易機関)とIMF(国際通貨基金)は、輸出制限は逆効果で、それぞれの国が対抗措置を取るようになってしまうと警鐘を鳴らしています。現在パンデミックで既に様々な国がいっぱいいっぱいになっている中、国際機関や政府がリスクを最小化するために対策を打つ必要があると締めくくられています。
日本では、食料はまだまだありますよね。聞いた話だと、牛乳の消費が悪すぎて加工せずに乳を廃棄していたりするようです。日本の食料自給率は低めで37%となっています。1965年くらいは、75%くらいあったということですから、驚きです。
消費者としては少しでも安く買いたいですが、生産者は高く売りたいですよね。バランスバランス言いますが、決して簡単なものではないのでしょう。
それでは、本日も最後まで読んで下さり、ありがとうございました。
始まってしまった月曜日。。。無理せずそこそこ頑張ろう!!